不動産とは?登記や法律について解説!
2024年03月15日
こんにちは!ハウジングヒーローの事務員Sです。
不動産業界で働くようになりイチから不動産についてお勉強中です!
さて、読者の中には「不動産について興味があるけど難しいそう、漢字が多くて怖い…」と思っている方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて、今回のブログでは不動産の基礎や「登記」、「法律」について初心者にもわかりやすくまとめました。ぜひご参考下さい。
そもそも「不動産」とは?
不動産とは、土地や建物といった移動ができない財産のことです。
民法(86条1項)では、不動産とは「土地および土地に定着物」と定義されています。定着物というのが「建物」になります。
不動産は他の財産とは異なり、移動ができず、また大変高価なものなので、さまざまなルールやいろんな専門家が関わっています。
「不動産」と「動産」
「不動産」でないものは、「動産」として区別されています。
例えば以下のようなものです。
つまり「動かせない」かつ「高価」であるものが不動産というわけです。
土地と建物は別々の不動産
日本では、「土地」と「建物」は別個の不動産として扱われています。
ちなみに海外では、土地と建物をひとつの不動産として扱う国もあるので、海外で取引する場合や海外から来た方と仕事をするときは、認識の行き違いに注意が必要です。
「登記」とは?
不動産登記とは、不動産の状況や権利関係を「登記簿」という公的な帳簿で記録し、だれでもわかるようにするための制度です。
不動産登記には、
・どこからどこまでが土地の範囲なのか
・誰の所有なのか
・その他、みんなに周知することはあるか
などがまとめられています。
言い換えれば、土地の戸籍のようなしくみです。
登記簿わかること
登記簿は法務局で手数料を払えば誰でも閲覧することができます。
登記されている内容は大きく以下の3つです。
表題部:場所、大きさ、出来た時期など
甲区:どんな経緯で誰の持ち物になったか
乙区:ほかの人に周知することはあるか
法務局ではそのほかに、公図(土地の位置や形状がわかる地図)、地積測量図(その土地の形や大きさを詳細に測量した図面)、各階平面図(建物の階ごとに床面積や求積方法を記載した図面)なども保管しています。
これらの情報をもとに不動産の取引が行われるので、不動産のことで気になることがあれば、まずは法務局で登記情報を入手しましょう。
不動産に関わる法律
不動産の活用方法には「売る」「買う」「貸す」「借りる」「建てる」「育てる」などがあります。
何をするにしても不動産は高額な財産なのでさまざまな法律の規制があります。
ここでは、不動産に関わる主な法律をまとめています。
■基本となる法律
・民法…売買、賃貸などの契約の基本ルールを定めた法律
■売る・買うときの法律
・宅地建物取引業法…不動産仲介業のルールを定めた法律
・不動産登記法…不動産の登記制度についての法律
・相続税法…不動産の相続があった場合の税金についての法律
■貸す・借りるときの法律
・借地借家法…住むためや事業を行うために土地・建物を賃貸者する場合の法律
■建てるときの法律
・都市計画法…都市の健全な発展を目的とする法律
・建築基準法…建物の敷地・構造・設備・用途に関するルールを定めた法律
■育てるときの法律
・農地法…農地を守るための譲渡の制限や使用方法の制限などが定められた法律
そのほかにも景観法・建設業法・森林法・不動産特定共同事業法など実にさまざまな法律があります。
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まとめ
今回のブログでは、不動産の基礎や「登記」、「法律」について解説しました。
不動産についてお悩みであれば、お近くの不動産屋さんにご相談ください。